2024年10月11日にアトラスから発売された完全新作ファンタジーRPG「メタファー:リファンタジオ」。あのペルソナシリーズの開発チームが制作とあって非常に楽しみにしていた作品である。約100時間ほどプレイしてクリアし、レベルもカンストし、アーキタイプも依頼もすべて習得したのでレビューしていこうと思います。ちなみに2週目はまだプレイしていません。
結論からいくと最高でした!よくぞ国産RPGでここまでの作品を作ってくれたと感謝しかありません。まずストーリーですが、ある理由があって次期王様になるために選挙で勝つ必要があり、選挙に勝つためには民衆の様々な悩みや依頼をこなし、人望を集めて選挙に勝って王様となり、世の中を平和にするという大きな流れがあります。これがペルソナシリーズ同様、カレンダーで進行していく仕様と非常にマッチしており、選挙活動をしているという実感が湧きます。よく考えたら今までのゲームは最初から王様や、王子になっているパターンがほとんどだったような気がします。この発想はなかったので流石だと思いました。
次に音楽ですが、これも素晴らしかったです。選挙とはいってもアトラス独特のダークファンタジーな世界観なのですが、今作品はお経とオペラを融合したような音楽で、ものすごくマッチしており重厚感を感じることができます。これまでお経のサウンド使ったゲームってありましたかね。この発想も流石だと思いました。
グラフィック、キャラクター、UIもペルソナチーム開発ということで、スタイリッシュで素晴らしく、戦闘なども全く飽きがきません。戦闘も強い敵やボスにはターン制バトルとなり、弱い敵にはアクションで攻撃するだけで殲滅できるので、レベル上げもさほど億劫になることはありません。このセミオートバトル形式は他のゲームにも取り入れてほしいと思いました。プレイ時間に関しては長いという意見もあるようですが、昔からやっている私にとっては長く感じることはなく、クリアした時にはもう終わってしまうのかと寂しくなるほどでした。とはいっても50時間くらいはかかると思いますので、苦手な方はプレイを控えたほうがいいかもしれません。
広大なマップでグラフィックもハイクオリティな洋ゲーも素晴らしいと思いますが、このメタファー:リファンタジオは誰でも考えられそうで思いつかなかった発想を存分に味わうことができ、国産でもこのレベルのクオリティのゲームが開発できるという希望が湧く作品でした。RPGが好きな方は決して損はしないと思いますので、まずは体験版だけでもプレイすることをお勧めします。今年のゲームオブザイヤー獲ってほしいな~。
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