First Page「レジ袋 海」

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西宮市 御前浜公園で撮影

 全く解決していない海洋プラスチック問題

2020年にIUCN(国際自然保護連合)が『The marine plastic footprint』で発表されたレポートによると、世界におけるプラスチック生産量は年間およそ4億1500万トン、そのうち1200万トン(約3%)が海へ流れ込んでいるようです。

3%と聞くと少ないように感じてしまいますが、プラスチックは分解されるまでに、プラスチックバックは10〜20年、ペットボトルだと450年もかかるようなので、これではごみが貯まっていく一方ですね。

 レジ袋が海に与える影響

日本が排出するレジ袋の量はプラスチックごみの中の約2%に過ぎないようですが、海に対する様々な影響があるようです。ウミガメがクラゲと間違えて飲み込み死に至るケースもあったり、クジラの胃の中から大量のビニール袋が出てきたという事例もあるようです。それが周り回って魚介類の数が減少し、私たちの生活に影響を与えることは言うまでもないですね。

2020年7月から、買い物におけるレジ袋の有料化がスタートしたが、当初、ポリ袋は海洋プラスチックごみのわずか0.3%(2016年環境省調査)ということで、海に与える影響は少ないのにそこまでやる必要があるのかと非難されたようだが、0.3%は漂流しているポリ袋の数値であって、海底に沈んでいる量を測定すると、もの凄い数値になるような気がしますね。

 海をまもるレジ袋も登場

レジ袋の新たな取り組みとして、石油資源の節約と二酸化炭素の排出削減にも貢献するバイオマスを25%配合したレジ袋がアスクルから販売されているようだ。デンマークのデザイン集団「Bold」のオリジナルのデザインでマイレジ袋として使用でき、購入すると、日本の中でも特に海洋漂着ごみの多い長崎県対馬市へ3%寄付され、漂着ごみの回収・処分に役立てられるようだ。

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初めて海の廃棄物を撮影に行き、最初に発見したのがこの画像のレジ袋。
「できることからひとつづつ 資源を大切に」
そのレジ袋が、海に廃棄されているのがシュールではあるが、
これから少しづつ私も地球環境に貢献できればと思います。